看護学校の教育カリキュラムは看護師国家試験対策そのもの
看護学校のほとんどが優秀な看護師を社会に送り出すことを目標にしています。
この目標を達成するには、看護師国家試験に合格させるのが最終目標ですので、看護学校の授業カリキュラムは、看護師国家試験で出題される分野と同じ内容を教えています。
実際、看護学校の卒業生が受験した看護師国家試験の合格率は毎年90%前後になっています。
この合格率から推測されるのは、看護学校に進学した学生が学校で勉強する際、いかに国家試験とつながった役立つ授業を受けていたか、またいかにしっかり学んでいたかということがよくわかります。
そうでなければ、国家試験でこの高い合格率はあり得ません。
おそらく看護学校でそこそこ成績が優秀な人であれば、卒業と同時にすぐ受験してもそのまま合格できるだろうと推測されます。
このことから国家試験対策は、看護学校のカリキュラムをしっかり勉強し習得しておくことで大丈夫といえます。
看護学校の勉強とは別に、わざわざ受験勉強などする必要はありません。
看護師国家試験と看護学校のカリキュラムは変化してきている
日本の医療看護に関する環境は、医療技術の進歩や少子高齢化の進展などによって、年々急速に大きな変化を遂げています。
このような時代背景に合わせるべく、看護学校の教育カリキュラムや看護師国家試験も変化しています。
その理由は将来、看護師の仕事に就く人は、医療看護にまつわる環境変化にも素早く対応できるような勉強をし、技術を身につけた人であってほしいという意味もあります。
最近では看護学校の授業カリキュラムは平成21年に変更されました。
力リキュラムが変更されたときは、国家試験の内容も変化していると考えられます。
看護学校側は、常に看護師国家試験の動向に注意していますので、カリキュラムに反映し、看護学生が、試験に合格できるような体制を整えています。
看護学校のカリキュラム概要
看護学校で教えるカリキュラムの概要は次の5つの分野に大きくは分類されます。
- 基礎分野
・科学的思考の基盤
・人間と生活、社会の理解 - 専門基礎分野
・人体の構造と機能
・疾病の成り立ちと回復の促進
・健康支援と社会保障制度 - 専門分野T
・基礎看護学
・臨地実習:
基礎看護学 - 専門分野U
・成人看護学
・老年看護学
・小児看護学
・母性看護学
・臨地実習:
成人看護学
老年看護学
小児看護学
母性看護学
精神看護学 - 統合分野
・在宅看護論
・看護の統合と実践
・臨地実習:
在宅看護論
看護の統合と実践
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