看護学校 推薦入試の特徴・メリット・デメリットメリット

推薦入試の特徴

 学生が在籍する出身校の学校長からの推薦を受け、それに基づいて行われる入学試験のことを推薦入試といいます。

推薦入試は、現役高校生を原則対象としており、次のような入試制度があります。

  • 公募制…全ての学校が対象となる制度。
  • 指定校制…指定された学校に推薦枠が割り当てられる制度。
  • 地域指定制…特定の地域にある学校の卒業見込者、在往者を指定し対象とする制度。

 国公立の大学や専門学校は、「地域指定制」又は「指定校制」をとっているところがほとんどで、専願方式が原則となっているので、合格すれば必ず入学する必要があります。

推薦入試での募集人員は、入学募集定員の2〜3割程度が多いようです。

推薦されるには、一定の評定平均値の成績基準が必要で、対象期間は大体高校3年の1学期くらいまでのところが多いようです。

評定平均値は、高い学校では4.0以上、低い学校で3.0以上となっていますが、この値は各学校によって異なります。

合否については、「書類審査」、「面接」、「小論文」で判定するケースが多いですが、中には「学科試験」を行う学校もあるようです。

推薦入試のメリット

推薦入学というと、「筆記試験を受けなくてもいいので楽だなあ。」などと思っている人もいるかもしれませんが、学校での過去の学業成績などが受験条件になる場合が多いので、楽して看護学校へ入学できるわけではありません。

多くの看護学校は、推薦入試を取り入れている場合がほとんどです。

推薦入試には次の3つの特長があり、これは推薦入試ならではの利点・メリットでもあります。

  • 合格の内定が早く決定される!
  • 筆記試験に自信がなくてもOK!
  • 面接などで自己アピールして合格できる!

合格が早く決定される!

推薦入試が行われるのは、10〜11月頃の早い時期です。

学校側としては、早い時期から質の高い学生を確保できるという利点がありますが、推薦入試で合格になると確約となるので、その後は何かの事情で入学取消しなどを簡単にすることはできなくなります。

学生側も合格が早く決定するので精神的に安心できます。

筆記試験に自信がなくてもOK!

推薦入試の場合は、ほとんどの看護学校で筆記試験(学科試験)が実施されないパターンが多く、書類選考・小論文・面接を中心に行われます。

ですから、筆記試験(学科試験)に自信がない人でも大丈夫ですが、推薦入試に出願できる条件は、基準が決められており、次の「学習成績概評」または「評定平均」という成績基準に合格していないと出願できません。

全体の評定平均値 学習成績概評
5.0〜4.3
4.2〜3.5
3.4〜2.7
2.6〜1.9
1.8以下

この成績基準による条件は、高校で真面目にがんばって勉強していた人には有利な入試方法だといえます。

ただし、評価期間としては、高等学校の1年から3年の1学期まで良い成績を保つことが要求されます。

面接などで自己アピールして合格できる!

推薦入試では小論文や面接はすごく重要です。

看護師の仕事は看護の知識や技術だけでなく、人間性や看護師としての適性など内面性が重視されます。

それは、患者さんやその家族など、必ず人と接することになるからです。

内面的なことに関しては成績だけでは分かりませんが、小論文や面接では、ある程度はかり知ることが可能ですので、小論文や面接試験は大切ですし、逆に学生が自分をアピールするには良い機会になります。

推薦入試のデメリット

 推薦入試でも合格率が必ず高いわけではなく、「地域指定制」や「公募制」を採用している学校では、倍率が高くなるケースがあります。

公募制」の場合、限られた推薦入試の定員枠に対し、全国どこの学校でも公募で推薦できるからです。

地域指定制」の場合でも、推薦入試の定員枠以上の学枚数を指定しているケースも多くあります。

指定校制」の場合は、合格がほぼ確約されているケースが多いですが、指定された学校内での推薦枠が決められているので、推薦枠以上の希望者がいた時は、学校内で枠の奪い合いが発生するケースも考えられます。

 推薦入試だけを目標にしていて、推薦枠から洩れたり推薦入試で不合格になった場合は大変ですし、不合格になってから焦って一般入試の受験勉強を始めても間に合うかどうかわかりません。

なので、推薦入試を目標にしていても一般入試の準備も同時並行でやっておくべきです。

一般入試は、推薦入試より後で行われるので、準備をしておくことにより、万が一推薦で不合格になっても受験することが可能です。

もし真剣に推薦入試に絞るなら、高校1年から中間テスト、学期末テスト、部活動などに力をいれ評価を上げるよう努力すべきです。

●看護師を目指すには、必ず看護学校を卒業し、看護師国家試験の受験資格を得る必要があります。

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