看護学校 社会人入試の特徴・メリット・デメリット

社会人入試とは

 看護学校の社会人入試は、社会人を対象としており、試験科目も少ない入試方法なので、多くの方が受験しやすいという印象をもっていると思います。

社会人入試の特徴

 看護学校の社会人入試は、各学校によって募集定員も大きく異なり、数名から3割程度までと幅広く様々です。

看護系大学や国公立看護専門学校では、推薦入試と社会人入試の合計で5割くらいの募集定員としている学校が多いようです。

社会人入試の社会人の定義

 看護学校の社会人入試を受ける際、社会人の定義とはいったいどこまでを指すのかというと、実際のところ各看護学校によってまちまちですが、「高等学校の課程と同等の課程を有した者」というのが基本条件となっているようです。

この基本条件にプラスして次のような条件を付加する学校が多いようです。

  • 社会人として3年以上の経験を持つ者
  • 年齢が25歳以上の者

 看護系大学などでは、さらに上記にプラスして、一定以上のTOEICスコアの提出が必要になる学校もあります。

受験資格については、多くの場合、就業経験の内容について問われることはなく、自営業・派遣・アルバイトの仕事や家事手伝いであったとしても問題はないようです。

要は、看護の仕事に対して社会人経験を今後どのように活用できるのかが重視されるポイントと考えられます。

社会人入試のメリット

 受験科目のほとんどが面接と小論文なので、手軽に受験できるということが社会人入試の大きなメリットです。

さらに、万が一社会人入試で不合格になっても、その後一般入試を受験することも可能です。

一般入試を受験する際、社会人入試と採点基準が異なるので、不利な条件で受験することもなく、多くの受験機会を得られるというのも大きなメリットと言えます。

社会人入試のデメリット

 多くの社会人が元々募集人数が少ない社会人入試を受験するため、競争倍率が高くなるケースがあります。

さらに面接と小論文では、結果に対して何点獲得できたかが自分自身では予想できず、合否の見当もつきずらいという点が社会人入試でのデメリットになります。

●看護師を目指すには、必ず看護学校を卒業し、看護師国家試験の受験資格を得る必要があります。

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