面接のポイントと注意点｜看護学校の入試

看護学校で面接を受ける際の注意点やポイントをみていきましょう。

面接の主な種類は３つに分類され、面接の形式や内容と特徴は次のようになります。

●面接の主な種類
○個別面接
受験者：１人　　
面接官：１～数人
内容と特徴：
　・一問一答方式
　・緊張するが、しっかりみてもらえる

○集団面接
受験者：２～５人　　
面接官：１～数人
内容と特徴：
　・一問に順番に答える
　・集団に埋没しないよう、注意する

○集団討論　
受験者：５～10人　　
面接官：１～数人
内容と特徴：
　・自主性とともに協調性も重要である
　・感情的にならないように注意
　・司会や進行役がいる場合もある

●面接のチェック項目
全ての面接でチェックされる共通項目は次の内容です。
「人間性」
「積極性」
「理解力」
「論理性」
「協調性」
「社会性」

これは、人間的にバランスがとれており、看護師という対人コニュニケーションが必要な職業に適しているかがチェックされます。

だからと言って無理にチェックされる内容に合わせるのではなく、「素直なありのままの自分の姿」を見てもらえるようにしましょう。とりつくろって面接を受けていると必ずボロがでます。

最近の面接の傾向は、集団討論を行う学校が増加しています。

これは、チーム医療で医療従事者が連携して医療にあたることが重視されているので、対人関係やコミュニケーションスキルがあるかをチェックするためです。

面接では、自分の考えや意見をしっかり発言し相手に伝えることも重要ですが、他人の意見に耳を傾け、コミュニケーションが円滑にいくようにすることも大切です。

●自己アピール時の注意点
その場で面接官の質問に合わせ、とりつくろったような受け答えをすることなく、面接官の質問内容を正確に理解したうえで、自分の考えや意思をはっきりと論理的に伝達できるようにすることが大切です。

●面接マナーの注意点
面接の評価は、入室前から退室するまでチェックされていますので、次の注意点については特に気をつけ、覚えておくようにして下さい。面接前に再度自分でチェックしましょう。

○服装
面接時の服装で注意する点は、当たり前のことですが、ラフな服装や派手な服装はできるだけ避けるようにしましょう。

やはりスーツが一番無難な服装です。

○姿勢や態度

○表情
あいさつしている時、発言している時でも、できるだけ笑顔を心がけましょう。
面接は緊張しますが、笑顔の表情は、間違いなく相手に好印象を与えます。

○言葉づかいや話し方
服装、姿勢や態度、表情などが良くても、言葉づかい一つで相手に与える印象が大きく変わってきます。

特に、「～というか］「え～と…なので」など語尾を伸ばして話すような言葉使いは、面接官に良い印象を与えることはできません。

普段から友達言葉でしか会話をしていないと、自分では無意識のうちに使ってしまうことが多いので、敬語は面接の練習はもちろんの事ですが、それ以外でも普段から敬語を使えるように心がけて下さい。

○面接前や面接後
面接前や面接後の控え室では、目の前に直接面接官がいないので、気を抜いてしまいがちですが、話し声や話す内容などについては注意しましょう。

●面接で聞かれやすい質問
面接時によく質問される一般的な内容を次に紹介します。

次に紹介する内容以外の質問をされても、あわてずしっかり自分の考えや意見を話せるようにするのには、新聞や本など日常から目を通し、見識を深めておくことも重要です。

○自分自身に関しての質問
「健康状態はどうですか」
「長所はどんなところですか」
「何のクラブ活動をしていましたか」
「本は何が好きですか」
「特技は何かありますか」

○志望動機に関しての質問
「看護師になろうと思ったのはなぜですか｣　
「この学校を選んだのはなぜですか｣

○併願に関しての質問
「当校以外の学校は受験しましたか」
「当校以外の学校も同時に合格していたらどうしますか」

○社会情勢や時事に関する質問
「医療事故についてどう思いますか｣
「最近のニュースで印象に残ったものは何ですか｣

●看護師を目指すには、必ず看護学校を卒業し、看護師国家試験の受験資格を得る必要があります。

下記サイトより日本全国にある看護学校を次のような様々な条件から比較し、希望するスクールの案内資料を無料一括請求することができます。

■検索できる条件■
学費・入学金，募集人数，入試出願状況，オープンキャンパス状況，学部・学科の特長，奨学金制度，偏差値

面接の形式・ポイント・注意点