看護師の給料と夜勤・準夜勤の手当

看護師の給料と夜勤手当について

看護師の給料は高収入

看護師の給料は、一般企業と比べても安くはありませし、医療関係でも看護師以外の仕事で作業療法士、臨床検査技師、栄養士などと比べても高いケースがほとんどです。

新人看護師の場合でも大卒の一般サラリーマンと比較しても安いほうではありません。このように収入や給料面でも看護師という職種は大変魅力的な仕事です。

現在看護師として働いている人たちも、看護師になってよかったことの一つとして、「給料がいいので年収も多く安定した生活が出来る」という回答をする人が結構多いようです。

看護師の仕事は、全て人命にかかわっており、看護師になるために看護学校で必死になって勉強し、国家試験を突破し合格して、その結果やっと看護師になれるのですから、この高い収入も納得する人がほとんどだと思います。

ただし、看護師は、収入が高いかわりに交代勤務など仕事面できついこともあり、責任も大きいということがいえます。

看護師の給料と夜勤手当

看護師の給料は、基本給が高いですが、それ以外にも「夜勤手当」があるということが大きいようです。

月に7〜8回の夜勤をすることで、基本給に夜勤手当がプラスされますので、トータル的に給料が高くなります。

夜勤手当は、都市部にある病院と地方にある病院とでは少し金額が異なりますが、3交替制の標準的な一回の手当て支給額は、準夜勤の場合で約3,000円、夜勤の場合で約4,000円が基本給とは別に支給されます。

病院がある地域によっても違いますが、新人看護師の場合でも月額の給料が、基本給+夜勤手当でトータル24万〜26万円程度にもなりますので、一般企業の大卒新入社員でも18〜19万程度ですから結構高い給料になります。

準看護師の給料と夜勤手当

准看護師の給料は、基本給で月18万円前後ですが、基本給+夜勤手当ではトータル21万円〜23万円になります。看護師と准看講師では、夜勤手当の格差はありませんが、基本給はかなり違います。

仕事内容自体は、看護師と准看護師の差はほとんどありませんが、給料については最初から格差があり、経験キャリアを積み重ねても、その後も差が無くなることは通常ありません。

収入面で新人の正看護師と勤続2年目または3年目の准看護師とを比較すると、新人の正看護師の給料のほうがが准看護師より高い場合がほとんどです。

先輩として先に準看護師として仕事をしている立場からすると、「後輩のほうが自分より給料が高いのは納得いかない」という人もいるでしょうが、准看護師と正看護師には給料格差があるのが実情です。

経済的に厳しくてどうしても早く働かないといけない場合は、准看護師学校へ進むのも一つの選択肢ですが、このような実情が実際あるということを認識した上で、進学するかどうか決定して下さい。

夜勤・準夜勤の看護師のライフスタイル

夜勤明けは楽しむこともできる

看護師になりたての頃は、夜勤に体が慣れていないので、次の勤務時間に寝坊して遅刻したという経験がある人が結構いるようですが、そのうちに看護師特有のローテーション勤務に体がだんだんと慣れてくるようです。

夜勤には良いところもあって、朝方仕事が終わりますので、一般の人が働いている昼間の時間帯を活用すれば、人が少なく空いている時間に、買い物や映画鑑賞などを楽しむこともできるので、待ち時間でイライラしたりすることなく、有効に時間を使うことができます。

工夫しだいで、時間をうまく使った過ごし方や楽しみ方が可能です。

夜勤明けの場合は、人が少なく休日のような雰囲気になりますので、開放的な気分になり「海へ泳ぎに行ったり、山や遊園地へ遊びに行ったりする人もいるようです。

準夜勤でも安心な看護師寮生活

夜勤の場合は、朝8時半に仕事が終わるので、交通機関も動いており、自宅に帰ることも可能ですが、準夜勤の場合は、真夜中の1時になるので、交通機関はすでに止まっています。

「これってどうして自宅に帰るの?」と疑問に思っている人がいると思います。仮に歩いて帰るにしても、女性が一人で夜歩きするのは防犯上も危険なので、この状況は、病院側も対応を考えています。

病院のすぐ近くか、病院内の敷地に看護師寮を備えているところがほとんどで、夜中でも歩いて数分で看護師寮に帰ることができるようにしています。

看護師からすると通勤時間をほとんど要しないので、さらに時間を有効活用できます。

ただし、安心しすぎて昼間遊びすぎ、次の勤務時間に遅刻したりしないようにして下さい。

看護師寮は昔から病院側で用意されていましたが、これはあくまで女性の看護師が多いことからこのような仕組みになっていましたので、中には男性看護師は寮に入居できないところもあります。

看護師寮に入らない場合

病院勤務の看護師の仕事は必ず交代勤務があるので、看護師寮に入らず、自分で病院の近くに住むところを確保して一人暮らしを楽しんでいる人もいます。

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