独立開業した看護師の職場と仕事内容

看護師でも独立開業は可能

 独立開業というのは、病院などに就職するのではなく、自分が社長となって、会社などを起業し経営していくことです。

看護師が独立開業できるのと驚く人もいるかもしれませんが、看護師の資格を使って、自分の会社をつくることは夢ではありません。

 看護師の資格をベースに、訪問看護ステーションを立ち上げたり、助産師やケアマネジャーなどの資格をさらに取得すると独立開業が可能です。

 会社の経営者ですから、資金の調達や、人を雇ってマネージメントしていくこと、銀行との付き合い、決算書の作成、税金対策など、看護だけでない才能と能力を存分に発揮することができます。

看護師が開業しやすい業種

訪問看護ステーションを開業する

 訪問看護ステーションで働く看護師の仕事内容でも解説しましたが、看護師の資格を持っていると、この訪問看護ステーションを自分でつくることができます。

訪問看護ステーションを開業するには、都道府県知事から開業の認可をもらう必要があります。

 一般的な会社は、法人になってからでないと、都道府県知事に申請することができませんが、訪問看護ステーションを立ち上げる場合には、法人である必要はありません。

仲間の看護師と一緒になってヤル気さえあれば訪問看護ステーションを立ち上げることができるのです。

助産師の資格を取得し助産院を開業する

 看護師の資格にプラスして助産師の資格を取得すると、助産院を開業することができます。

病院や診療所など、企業に属さないいわばフリーランスな助産師なので、声がかかればどこへでも飛んでいき、励ましたり、叱咤したり、妊婦が無事に赤ちゃんを出産できるようにサポートします。

 ただし、助産師が直接手伝うことができるのは正常分娩の場合だけです。

帝王切開や薬物の使用が必要など、それ以外のケースでは、産科医をよべるよう準備しておきます。

 妊娠中から妊婦と顔なじみになりますから、人と深いつながりを持ったり、コミュニケーションをとるのが上手な人に向いています。

ケアマネジャーの資格を取得し開業する

 看護師の資格にプラスしてケアマネジャーの資格を取得すると、居宅介護支援事業所を開業することができます。

訪問看護ステーションとは異なり、都道府県知事に開業の申請をする前に、まずは法人になる必要があります。

 介護が必要とされるさまざまなケースの現場で、柔軟に対処し、工夫を凝らしていくアイディアマンであれば、居宅介護支援事業所経営者として成功することができそうです。

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