介護分野で働く看護師の職場と仕事内容

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　看護師は老人ホームなどの介護施設でも働くことができます。

施設の種類によって、看護師職員の配置人数が定められているところもあります。

　病院､診療所などの医療分野だけでなく、社会福祉の分野にも看護師が活躍できる分野が用意されています｡

介護分野の職場では､医療に関する知識､経験､技術を持っているのは『看護師だけ』ということも多くありますが､そのぶん､やりがいのある職場といえます。

　超高齢社会である現在の日本では、高齢者がいる各種介護施設にも､看護師の活躍の場がますます広がっています｡

　一口に介護施設といっても、様々な種類がありますが､介護保険法で｢施設｣とよばれているものには次の３つがあります。

　看護師は入所している高齢者の健康を管理し、よりよい生活ができるようサポートしています。

病院と違って､大きな施設であっても、医療のことがわかる人が看護師だけということもよくあります｡

　高齢者になると、食べ物でむせて息ができなくなる誤嚥などが突発的によく起こります。

看護師はそれらの対応や､高齢者が急に体調を悪くした場合､救急車をよぶべきかどうかの決断など､確かな技術と経験が必要です。

　介護施設の雰囲気は病院とはだいぶ異なります。

活発で元気な高齢者が入所していることは非常に少なくないですから、看護をしながら、人生の先輩であるおじいさんやおばあさんたちとコミュニーケーションをとり楽しく会話をする機会も多いようです。

介護施設種類	概要	入所者	看護職員数
介護療養型医療施設	介護と医療の両方を必要とする高齢者が長期療養のために入る施設。	6人当たリ	１人以上
介護老人保健施設	入院治療は必要ないが、リハビリテーションを必要とする高齢者が家庭で生活していけるように支援する施設。	6人当たリ	１人以上 ※看護・介護職員のうち2/7は看護職員
介護老人福祉施設	特別擁護老人ホームともいい、在宅介護が困難な65歳以上の人が利用できる施設。	30人未満 30人～50人未満 50人～130人未満 130人以上	１人以上２人以上３人以上３人以上 (50人増すごとに１人プラス)

近隣の高齢者宅に時々看護師さんが来てるところを見た人もあると思いますが、訪問看護師といって、自宅に出張して看護してくれる看護師さんです。

病院や診療所などに通院している患者さんの看護をするだけでなく、具合が悪く自宅で療養している患者さんを、看護師が訪問して看護するという仕事を訪問看護といいます。

訪問看護ステーションは、このような仕事をする看護師をまとめている組織で、患者さんから依頼があった場合、看護師を割り当てて派遣します。

自宅で療養している患者さんは、病院へ通うことが困難な人もいますので、自宅まで出張してきてくれる訪問看護師は、患者さんにとっても、害者さんの家族にとっても心強い存在です。

高齢社会をむかえている日本では、訪問看護の重要性はますます高まってきています。

訪問看護の主な仕事には、次のようなものがあります。

訪問看護は、たった一人で患者さんと向き合う仕事なので、かなりの知識とキャリアが必要です。

異変があれば、主治医へすぐに連絡し、指示をあおいだり、救急車を手配したりします。

決断力の必要な仕事です。

一般的には、病院で何年か経験を積んだ看護師が、訪問看護ステーションに転職してはたらくことが多いようです。

勤務形態は基本的に日勤なので、ママさん看護師が多いのも特徴です。

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介護分野で働く看護師の職場の実態