高等職業訓練促進給付金等事業 制度内容と利用方法|看護学校奨学金

 高等職業訓練促進給付金の支給条件は、経済的に厳しい状況にある母子・父子家庭などが対象となりますが、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度とは違い支給されたお金を返済する必要はありません。

給付される金額は看護学校で修学中の生活費は最長3年間毎月支給され、入学時の経済的負担を減らすための一時金なども支給されるので、厳しい家庭環境から抜け出し自立しようと考え看護師などを目指している方にとってはありがたい支援制度です。

高等職業訓練促進給付金等事業の目的

 高等職業訓練促進給付金は、自立するために看護師などを目指す母子又は父子家庭の母親又は父親を金銭的に援助するための給付金制度です。

高等職業訓練促進給付金の制度内容

給付対象者

 20歳未満の子どもがいる母子・父子家庭の母親・父親が給付対象になります。

給付要件

給付要件は次の3条件全部に該当する方です。

  1. 児童扶養手当を受給しているか、受給家庭と同じような所得レベルである者
  2. 看護学校などで1年以上履修し、看護師の免許取得の見込みがある者
  3. 看護学校などで学業を行いながら同時に就業したり育児を行ったりすることが難しい状況である者

給付対象資格

 給付される主な対象資格には、看護師、介護福祉士、保育士などがあります。

これらの資格は法令により規定されている国家資格で教育機関で1年以上の履修が必要となり、就職時に有利になる資格が対象になっています。

給付金の種類と支給期間

 給付金には、看護学校などで勉強している3年間毎月一定額を継続して支給される高等職業訓練促進給付金と学校を卒業してから一時金として支給される高等職業訓練修了支援給付金があります。

給付金の支給金額

  高等職業訓練促進給付金
(1ヶ月当たり)
高等職業訓練修了支援給付金
市町村民税非課税世帯 100,000円 50,000円
市町村民税課税世帯 70,500円 25,000円
支給期間 最長3年間まで支給 卒業後に支給
●看護師を目指すには、必ず看護学校を卒業し、看護師国家試験の受験資格を得る必要があります。

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■検索できる条件■
学費・入学金,募集人数,入試出願状況,オープンキャンパス状況,学部・学科の特長,奨学金制度,偏差値

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