看護部長とは

看護部長の職責とは?

大きな病院には看護学校を卒業した多くの看護師が勤めていますので、一般の企業と同じように組織として成り立っています。

医療現場で看護にたずさわる人、職場の長として従業員の管理をする人などがいますので、そこには「役職」というものが当然存在します。

病院内での昇進は、社内規定や慣例などによって異なりますが、「看護師長は経験何年以上が必要」などと決められているところも有り、昇進条件と看護師の能力が判断され昇進していくことができます。

看護師の役職には一般的に次のようなものがあります。

看護師の役職 一般企業の役職
看護部長
(看護部門を統括する者)
部長
看護師長
(各部署の看護師を統括する者)
課長・係長
看護主任
(看護師長を補佐する者)
主任

規模の大きな病院で看護部長という管理職を任せられると、部下の人数が数百人ということもあります。

看護部長ともなると看護スキルがただ優れているだけでは勤めることはできません。

多くの看護師を統率してひっぱっていかなければいけませんので、他人からも尊敬されるような人間性や人格が必要になってきます。

せっかく大きな病院で看護師として働けるようになったからには、看護部長をめざすくらいの意気込みをもって、がんばってみるのも一つの生き方かもしれません。

認定看護管理者とは?

看護師にも役職があり、一般的にステップアップしていく順序としては、
准看護師⇒看護師⇒ここからが役職で看護主任⇒看護師長⇒看護部長というようになっています。

また看護師の管理職を認定する「認定看護管理者」という資格もあります。

認定看護管理者の職責は?

公益社団法人日本看護協会によると、この資格が設けられた目的は、「看護管理者が病院経営や組織文化に及ぼす影響を理解し、看護管理を継続的に実践することで、看護部組織をリードする人材を育成することを目的とする。」となっています。

2021年12月末現在の、認定看護管理者登録者数は次のとおりです。

  • 北海道・東北地区で665名
  • 関東・甲信越地区で1495名
  • 東海・北陸地区で741名
  • 近畿地区で755名
  • 中国・四国地区で532名
  • 九州地区で567名

全国合計で4756名となっています。

この方たちが認定看護管理者として看護管理職の先頭に立ち現在の看護業界をリードしています。

もし、あなたが将来、看護部長の役職を狙えるところまでこられたら、ぜひこの資格をめざしてみてもいいかもしれませんね。

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